見たのもう3月だったか・・・。


【あらすじ】自己啓発的な。


予告編(TOHOのMOVIE CHECK何たら)で、
さんざフォレストガンプフォレストガンプ言われてたから観にいった。

うん、まあ・・・そんな感じ。
ぱっとしない主人公が、行動し世界に飛び込むことで様々な人に出会い、
見聞を深めていく物語でありんす。

とはいえ、この手の話って主人公のスペック高すぎですよねえ・・・
度胸だけでアフガン行ったりヒマラヤ登ったりできないって。
多分に自己啓発的な側面を含んだ映画なのだけれど、
僕たちはどうあがいてもウォルターミティやフォレストにはなれないのだ。

(いやだからこそ、せめて、行動だけは起こさなければならない)


逆にこの映画で好感が持てたのは、ヒロインと接点を持つに至った経緯。
世界を回った後でなく、まだぱっとしない男の主人公が単に声をかけるだけで・・・話を交わす程度の知り合いになれたってとこは良い。まだ救いがある。


フォレストガンプのがLIFE!より好きなんやけど。
だってね。本質的にぼっちなんですよ主人公。世界を回った後でも。

身元保証人にあの人を呼ぶとことかねえ・・・。
ベタでもヒロインを呼ぶ展開でよかったでしょ。
もしくは職場の同僚。あるいは家族。

まあここだけでなく、他にもまだある。
世界をまわっても、登録していたSNSでその感動を分かち合うこともない。
他人の言葉を待たずに急いて行動するあまり、トラブルにもなる。


結局、ウォルターの行動原理は何だったのか?
父の残したメッセージ「楽しめ」に突き動かされて世界をめぐり、事実、彼が人生を楽しんでいたのは間違いない。定期的に浸っていた妄想を忘れるほどに。

ただ自分が楽しいから、それだけだったのではないのか?

世界をめぐって様々な人と接していたが、
その実、彼は人と触れ合っていたといえるのか?

彼の世界に、他者はいたのか?
結局、リアルの彼の冒険も、妄想と本質的には同じではないか?


ラストシーンでウォルターの今後が伺える。
自分が楽しいから、で進む人生の限界を示したのではないのかと思う。


とまあいろいろ考えさせられたという意味ではいい映画なんでしょう。きっと。
フォレストガンプの方が好きだけど。

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