前回の続き。
なお、このレビューはフルスポおよびナーフ前に記されています。

翻訳元:
http://www.liquidhearth.com/forum/hearthstone/507164-whispers-of-the-old-gods-card-review-part-one

例によってスタンダード構築の話しかしていません。


禁じられし炎
コスト0 メイジ専用
マナを全て消費する。ミニオン1体に消費したマナに等しいダメージを与える

Playable:レノメイジ、テンポメイジ
Rating:4
今のところ、多くのクラスが柔軟性をもってテンポとアドを効果的に交換できるこの類のカードを手にしたようだ。状況に応じて使い分けられるし、イカしたコンボもできそうじゃないか、このデザインは気に入ったよ。
このサイクルは基本的に、使用するマナの量に応じて呪文の価値が高まっていく。
とはいえ、炎についてはその限りではない。
なぜなら、ミニオン限定の高ダメージ呪文は概して悪いと判断されるからだ。
(みんなフレイムランスのことは覚えているだろう)
禁じられし炎は低マナで使っても効果が薄いし、高マナを費やしてもそこまで役立つわけじゃない。そのため、こいつの用途ってのはものすごく限られている。
テンポメイジには居場所があるかもしれない、フレイムウェイカーとはいい組み合わせだからさ。
だがそれでもなお、低コストの炎で得られる見返りは非常に小さい。


・禁じられし癒し
コスト0 パラディン専用
マナを全て消費する。消費したマナの2倍に等しい体力を回復する。

Playable:コントロールパラディン
Rating:6
現在、禁じられしサイクル最高のカードだね、べらぼうに回復できるんだぜ。
コントロールパラディンはロングゲームを生き延びるために按手の儀式を既に搭載しているし、コイツもそこにしっくりくるはずだ。


禁じられし創造
コスト0 プリースト専用
マナを全て消費する。それと同じコストを持つランダムなミニオン1体を召喚する

Playable:コントロールプリースト
Rating:4
このカードのいいところは、プリーストにとって非常に柔軟性が高いということだ。
アグロデッキに対して盤面を阻むたやすい手段として使用できる。
一方で、コントロールデッキに対しては状況に応じてミニオンを召喚できる。
しかし問題は、雄叫び持ちのミニオンがいるということだ。(雄叫びは不発に終わるし、スタッツも貧弱だ)
時に、役立たずに終ることもあるだろうね、だから非常に不確実性の高いカードとなっている。


巨大砂虫
8/8/8 ハンター専用
このミニオンがほかのミニオンを倒すたび、再度攻撃できる

Rating:2
このコンセプトはイカしてるね。
実際のところ疾風はコストが高くとられているため、アラキアのほかは誰もプレイしようとしていないし、そもそもそのアラキアさえ全然見かけない。
疾風っぽいメカニズムも備えたこの効果はなかなかいいもので、盤面を処理しつつ致命的な打点を顔面に叩き込める。
とは言ったものの、この砂虫の評価は低い。
もし砂虫が5/5/5で同じ能力もちなら構築級だったが、ハンターには単純に重すぎる。


伝令するものヴォラズィ
6/5/5 プリースト専用
雄叫び:他のあなたのミニオン全てのコピーを召喚する(サイズは1/1)

Rating:4
単体で仕事をしないプリーストのカードはだいたい、非常に悪いと判断される。
ヴォラズィは同時にミニオンをプレイできるか、あらかじめ場にミニオンがいなきゃいけない。
しかも、断末魔ミニオンたちはスタンダードを離れてしまう――特に闇の教団の使徒に、ヘドロゲッパー――ヴォラズィは大抵断末魔がいてこそ素晴らしいカードだしね。


エルウィンの変災ホガー
7/6/6 中立
このミニオンがダメージを受ける度、挑発を持つ2/2のノールを1体召喚する

Rating:7
新しいホガーは、激怒持ちとパトロンを足して2で割ったような感じだ。
しかし実際、新ホガーは1ターンで処理されてしまう激怒ミニオンの欠点を克服している。
なぜなら、初撃を受けることが自身の防御につながるからだ。
だから7ターン目にコイツをプレイすれば、相手は既に盤面にデカブツを用意しているか、強力な除去を抱えていなくちゃいけない。
そのどちらも持っていなかった場合、新ホガーはかなり素敵な奴となる。1ターン生き延びればうまいトレードを始められるからね。
ノールを1体召喚できればまあまあってとこだし、2体召喚できれば上々だよ。



次回に続く。次でpart:1は終了。

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