前回の続き。
原文：
http://www.channelfireball.com/articles/eldritch-moon-limited-set-review-black/
Rating:3.0
流城の死刑囚自身が申し分ないサイズだし、マッドネスや吸血鬼シナジーが加わるとたちまち強力になる。沼が9枚以上あればどんなデッキであれ喜んで投入するだろうし、早々にコイツをピックできれば、赤黒に進む強力な後押しとなるね。
Rating:1.5
予言は強力なリミテッドカードだ。
予言と比べると、コイツはインスタントだが、ライフを2点失ってしまうし、色拘束が強まってしまった。おそらく何よりひどいのは、コイツが青でない、ということだ。
青ならばドローを強く欲するし、インスタントのためにマナを構えようとする色なんだが。
俺からの最良のアドバイスはとにかく触らない、ってことだね。
だけど白状すると、誘惑に負けてこの呪文をプレイする機会は、俺が思ってるよりもちょっぴり多くなりそうだ。
Rating:2.0
とうとう黒に強い生物がやってきた！（昂揚達成が見込めるならね）
灰口の雄馬や遠沼の猟犬も異血種レベルであればいいのになあ、って思うよ。
3マナ3/2ゾンビの時点で、すでに良い穴埋めカードと俺が評価するに足るね。
早期に4/3威迫で攻撃できたなら、非常に強力な生物だよ。
Rating:3.0
素晴らしいブロッカーで、最序盤に引けたなら相手のライフを7点削ることもできる。
十三恐怖症とのコンボは一考の価値があるくらいに良いもんだ。
Rating:1.5
単体だと、リミテ良カードとなるにはかなり力不足だ。
しかし吸血鬼部族シナジー、あるいは採用するべき装備品やオーラがあれば、十分効果的なものとなる。そのときゃ、ワクワクするようなカードになるかもね。
Rating:4.0
リミテッドじゃ5マナ3/3飛行はそこそこってとこだな。
マッドネスは大したことないけど、ヴォルダーレンの下層民が変身できるってことは実際とんでもない脅威だ。コイツを少々意識してデッキを組めれば、君が得する生物の3対3交換が可能となるんだ。
ああ、そして2-3ターンで相手を倒せそうな6/5飛行が後に残るってことも忘れないでくれよ！
Rating:1.5
確かに胸躍るカードではないな。
しかし終盤でもピックできる、ゾンビデッキやディフェンシブな黒デッキを補強するカードだよ。
Rating:2.0
マウアー地所の双子とほぼほぼ同じくらいの強さといったところだ。
双子より素でプレイしやすいが、マッドネスでプレイした場合は双子よりやや劣る。
異界月は瞬速生物が多いので、SOIx3環境に比べてマナが立っている相手への攻撃は躊躇するんじゃないかと思うね。
吸血鬼シナジーがあるかマッドネストリガーが多いなら、使って嬉しいそこそこのカードだね。
しかしそうじゃない場合、凡庸な穴埋めカードさ。
Rating:1.5
トーラックへの賛歌はマジック歴代でお気に入りのカードの1つさ。
そして、コイツはおそらくヒムの再録に近いカードだろう。
残念なことに、ヒムの強さのほとんどは2ターン目に使って相手の土地や軽いカードを落とすところにあった。（囁きより早く、簡単にだ）
ほとんどのリミテデッキが昂揚を達成するまでに、相手には手札を使い切れる猶予が十分あるだろうね。
1枚ランダムに破棄させるのは強力な効果ではない。ときどき、2対1交換をとれることもあるだろう。だが、決して昂揚デッキをドラフトするに足る最高の見返りなんかじゃないよ。
俺が「優良」リミテカードと考えるコモンは1枚として黒に存在しない。
ありがたいことに、そこそこプレイアブルであるカード群だし、ひとたび吸血鬼/ゾンビ/昂揚に指向すれば多くのコモンは胸躍るカードになる。
トップ5のコモンはみな2.5だから、「そこそこ役に立つ、デッキに入らないことはめったにない」ね。（実際のところ、テーマに沿ったデッキでは2.5以上だし、シナジーがないなら2.5を下回る）
黒はかなりコントロールの色であるように見える。
昂揚のために墓地を肥やし、ゾンビを循環させることでアドを稼ごうとするだろう。
そこそこの除去と高タフネスの地上ブロッカーを有していることが、それを手堅い戦略たらしめている。
黒でこの戦略からそれる場合として、赤黒吸血鬼があげられる。
コイツは本環境でより早くより高質なアグロアーキタイプの1つだと思うね。
超アグロな速攻デッキから、それよりは遅めのシナジー重視デッキまで組める。
いずれにせよ、マッドネスに寄せたものになるな。
結局のところ、黒にはコモンとアンコモンにおいて魅力的なカードがたくさんあるように見える。だから、異界月の参入でかなり強くなった色だと思うね。
原文：
http://www.channelfireball.com/articles/eldritch-moon-limited-set-review-black/
流城の死刑囚
{B}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・ホラー
2/2
カード１枚を捨てる：ターン終了時まで、あなたがコントロールする吸血鬼は＋１/＋１の修整を受ける。この能力は、毎ターン１回のみ起動できる。
Rating:3.0
流城の死刑囚自身が申し分ないサイズだし、マッドネスや吸血鬼シナジーが加わるとたちまち強力になる。沼が9枚以上あればどんなデッキであれ喜んで投入するだろうし、早々にコイツをピックできれば、赤黒に進む強力な後押しとなるね。
誘惑に負けて
{1}{B}{B}
インスタント
あなたはカードを２枚引き、あなたは２点のライフを失う。
Rating:1.5
予言は強力なリミテッドカードだ。
予言と比べると、コイツはインスタントだが、ライフを2点失ってしまうし、色拘束が強まってしまった。おそらく何よりひどいのは、コイツが青でない、ということだ。
青ならばドローを強く欲するし、インスタントのためにマナを構えようとする色なんだが。
俺からの最良のアドバイスはとにかく触らない、ってことだね。
だけど白状すると、誘惑に負けてこの呪文をプレイする機会は、俺が思ってるよりもちょっぴり多くなりそうだ。
スレイベンの異血種
{2}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・猟犬
3/2
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計４種類以上含まれるかぎり、スレイベンの異血種は＋１/＋１の修整を受けるとともに威迫を持つ。（威迫を持つクリーチャーは、２体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。）
Rating:2.0
とうとう黒に強い生物がやってきた！（昂揚達成が見込めるならね）
灰口の雄馬や遠沼の猟犬も異血種レベルであればいいのになあ、って思うよ。
3マナ3/2ゾンビの時点で、すでに良い穴埋めカードと俺が評価するに足るね。
早期に4/3威迫で攻撃できたなら、非常に強力な生物だよ。
地獄の樹
{3}{B}
クリーチャー ― 植物
0/13
防衛
{T}：対戦相手１人を対象とする。そのプレイヤーのライフの総量と地獄の樹のタフネスを交換する。
Rating:3.0
素晴らしいブロッカーで、最序盤に引けたなら相手のライフを7点削ることもできる。
十三恐怖症とのコンボは一考の価値があるくらいに良いもんだ。
吸血鬼の殺し屋
{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・ならず者
1/1
潜伏（このクリーチャーは、これより大きなパワーを持つクリーチャーによってはブロックされない。）
絆魂（このクリーチャーがダメージを与えると、さらにあなたはその点数分のライフを得る。）
Rating:1.5
単体だと、リミテ良カードとなるにはかなり力不足だ。
しかし吸血鬼部族シナジー、あるいは採用するべき装備品やオーラがあれば、十分効果的なものとなる。そのときゃ、ワクワクするようなカードになるかもね。
ヴォルダーレンの下層民
{3}{B}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・ホラー
3/3
飛行
他のクリーチャー３体を生け贄に捧げる：ヴォルダーレンの下層民を変身させる。
マッドネス{B}{B}{B}（あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。）
/////血統の撤廃者
クリーチャー ― エルドラージ・吸血鬼
6/5
飛行
このクリーチャーが血統の撤廃者に変身したとき、対戦相手１人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー３体を生け贄に捧げる。
Rating:4.0
リミテッドじゃ5マナ3/3飛行はそこそこってとこだな。
マッドネスは大したことないけど、ヴォルダーレンの下層民が変身できるってことは実際とんでもない脅威だ。コイツを少々意識してデッキを組めれば、君が得する生物の3対3交換が可能となるんだ。
ああ、そして2-3ターンで相手を倒せそうな6/5飛行が後に残るってことも忘れないでくれよ！
嘆きのグール
{1}{B}
クリーチャー ― ゾンビ
1/3
嘆きのグールが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを２枚あなたの墓地に置く。
Rating:1.5
確かに胸躍るカードではないな。
しかし終盤でもピックできる、ゾンビデッキやディフェンシブな黒デッキを補強するカードだよ。
不気味な吸血鬼
{3}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・ホラー
3/3
マッドネス{2}{B}（あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。）
Rating:2.0
マウアー地所の双子とほぼほぼ同じくらいの強さといったところだ。
双子より素でプレイしやすいが、マッドネスでプレイした場合は双子よりやや劣る。
異界月は瞬速生物が多いので、SOIx3環境に比べてマナが立っている相手への攻撃は躊躇するんじゃないかと思うね。
吸血鬼シナジーがあるかマッドネストリガーが多いなら、使って嬉しいそこそこのカードだね。
しかしそうじゃない場合、凡庸な穴埋めカードさ。
エムラクールの囁き
{1}{B}
ソーサリー
対戦相手１人を対象とする。そのプレイヤーはカード１枚を無作為に選んで捨てる。
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計４種類以上含まれるなら、代わりに、そのプレイヤーはカード２枚を無作為に選んで捨てる。
Rating:1.5
トーラックへの賛歌はマジック歴代でお気に入りのカードの1つさ。
そして、コイツはおそらくヒムの再録に近いカードだろう。
残念なことに、ヒムの強さのほとんどは2ターン目に使って相手の土地や軽いカードを落とすところにあった。（囁きより早く、簡単にだ）
ほとんどのリミテデッキが昂揚を達成するまでに、相手には手札を使い切れる猶予が十分あるだろうね。
1枚ランダムに破棄させるのは強力な効果ではない。ときどき、2対1交換をとれることもあるだろう。だが、決して昂揚デッキをドラフトするに足る最高の見返りなんかじゃないよ。
黒のコモントップ5
1：オリヴィアの龍騎兵
2：エムラクールの加護
3：生命の危機
4：ガヴォニーの不浄なるもの
5：夜深の死体あさり
次点：スレイベンの異血種
俺が「優良」リミテカードと考えるコモンは1枚として黒に存在しない。
ありがたいことに、そこそこプレイアブルであるカード群だし、ひとたび吸血鬼/ゾンビ/昂揚に指向すれば多くのコモンは胸躍るカードになる。
トップ5のコモンはみな2.5だから、「そこそこ役に立つ、デッキに入らないことはめったにない」ね。（実際のところ、テーマに沿ったデッキでは2.5以上だし、シナジーがないなら2.5を下回る）
黒はかなりコントロールの色であるように見える。
昂揚のために墓地を肥やし、ゾンビを循環させることでアドを稼ごうとするだろう。
そこそこの除去と高タフネスの地上ブロッカーを有していることが、それを手堅い戦略たらしめている。
黒でこの戦略からそれる場合として、赤黒吸血鬼があげられる。
コイツは本環境でより早くより高質なアグロアーキタイプの1つだと思うね。
超アグロな速攻デッキから、それよりは遅めのシナジー重視デッキまで組める。
いずれにせよ、マッドネスに寄せたものになるな。
結局のところ、黒にはコモンとアンコモンにおいて魅力的なカードがたくさんあるように見える。だから、異界月の参入でかなり強くなった色だと思うね。
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