【翻訳】仁義なきガジェッツアン個別カードレビュー part1(前)
2016年11月12日 ハースストーン
仁義なきガジェッツアン!
ゴッドファーザーとかアンタッチャブルとか好きなんで、今から楽しみ。
というわけで海外サイトのレビュー記事・訳。
翻訳元:
http://www.hearthstonetopdecks.com/mean-streets-of-gadgetzan-first-impressions-and-card-review-part-1/
Constructed Rating:Bad (2/5)
Arena Rating:Good (4/5)
ハンターの新型武器だ。さらに、なかなか楽しそうなやつと来たね。だけど5マナの武器に求められる強さではないな。
ハンターがアグロキャラってことはみんなご承知の通りだ。確かに、コントロールハンターを作ろうとは何度も試みられたが、決して実現しなかった。アグロ&ミッドレンジスタイルのクラスにおいて、5マナかけて攻撃力2の武器を持つのは単純に遅すぎる。バリューをフルに得ようとすれば、4ターン必要となるね。除去に用いるには弱すぎるし、イーグルホーン・ボウと併用するのも難しく、生まれてくるのは単なる1/1のバニラな獣だ。
ひょっとすると、レノハンターみたいなデッキではコイツがプレイされるかもね。
まあ、そんなデッキがこのエキスパンションでものになればの話だが。まずそうはならないだろうね、と繰り返し言っておくよ。
コイツはシャーマンの雷電の槌にある意味似ているね。ターンをかければ大きなバリューを得られる武器だが、基本そんな悠長な事している暇はないのさ。
Constructed Rating:Average (3/5)
Arena Rating:Good (4/5)
ローグのエピックだ。んで、コイツ自体はマジに強いと言わざるを得ない。
ストラングルソーン・トラが時々使われるのは、隠れ身持ちのカードに対処するのが難しいからだ。だから召喚できれば、(ほぼ)確実に次のターンコイツで攻撃できるだろう。強化されたトラみたいなもんだね――隠れ身持ちってだけでなく、何かと一方取れれば、再び隠れ身を纏うときた。ひとたびそうできたなら、相手が武器や除去、あるいはヒロパで仕留めようとしても、まず凶手でもう一度攻撃できるだろうね。
確かに、相手は除去するためにAOEを費やしてくるかもしれない、けどほとんどの場合気にする必要はないよ。既に何かを倒した5/2を除去るためにAOEを使うってんなら、させておけばいい。凶手はかなりのバリューを稼いだ上に除去も使わせたんだ。
盤面に置けたなら、必要とあらばいつでもミニオンを倒して隠れ身を再び獲得するんだ。凶手が死ぬか、相手が業を煮やしてAOEを使うまでこれは続くんだぜ。
唯一の問題は、現状ミラクルローグが唯一のローグデッキという点だ。
リロイ型にせよマリゴス型にせよ、ミニオンを全然肉として見ていないんだな。こいつらは、ほとんどサイクリングかスペルシナジー(あるいはその両方)のために、スペルやミニオンを運用する。コイツがミラクルローグに搭載されるかはわからないな。考えてみるに、そうはならないと思うよ。
だから、凶手を使うなら別のアーキタイプ、あるとすればもっとミニオン偏重のデッキ、ミッドレンジローグが必要となるだろうな。そうなれば構築で居場所があると思うよ。凶手のポテンシャルは高く、特にズーやシャーマンのようなマッチアップではトレードを取りやすいから大きなアドバンテージになる。
だけど適切な居場所は見つからないだろう、よりギミックの多いレノローグのようなデッキを除いてはね。
Constructed Rating:Great (5/5)
Arena Rating:Great(5/5)
プリがシャーマンに代わって天下を取るのだろうか?
俺が冗談を言ってると思うかもね、だけどこれは大マジだぜ。
かつてのシャーマンと同様のテコ入れがされてるようなんだ――数枚のぶっ壊れクラスカードを与えた結果どうなるのか、考えてみてくれ。これが毎セット、そいつがtier上位になるまで繰り返されるんだ。結論が先行してしまったが、プリは相当強力なカードを得ているんだ。そしてコイツはほんの1枚目なのさ。
基本的には闇の教団の使徒の新バージョンだ。間違いなく3マナ域ベストミニオンの1体である使徒の、だよ。もっともコイツは3マナ域としてはやや弱い、というのもプリなら基本ミニオンがいる状態で3ターン目を迎えないからね。よって3ターン目にプレイするなら雄叫びがより腐りやすくなる。だけど、中盤以降ならコイツは驚くべき性能だ。3マナ域で最高の1枚だね。テンポのみならずバリューも大きく獲得できる。マナとカード1枚のほか失うものなんてないのに!
最悪でも、3マナ3/4だ。最高の動きを見せれば、タダでミニオンの交換が取れるし、ミニオンを除去圏外へとバフし、盤面の優位性を確保してくれる・・・などなど。
俺はコイツが気に入ったし、間違いなくプリのデッキで見ることになるだろう。
コントロールプリだけでなく、ドラプリでもより大きなポテンシャルを発揮するだろうな。
コイツ自身はドラゴンではないけれど、2ターン目ワームレストのエージェントからつなげれば2/7挑発の誕生だ。デスロードの再来だね。そう思わないか?
Constructed Rating:Average (3/5)
Arena Rating:Good(4/5)
本レビュー初の3クラス限定カードだ。
コイツはカバールカードだから、メイジ・プリ・ウォーロックでプレイできる。
まず最初に――俺は発見カードが大好きで、発見カードが全てぶっ飛んでるわけじゃないけど、基本的には強いカードのうちに入る。コイツも同じように見えるね――すごいわけではないが、手堅いドローをもたらしてくれる。
発見はいつだって素晴らしい、なぜってその時の対戦と状況において最高のカードをピックすることができるからね。デッキからランダムなカードを引くことと比べてみてくれよ。
中盤、必要とあらば除去をピックできるかもしれないね。アグロに対した時、AOEを拾えるかもしれない(メイジ、プリ、ウォーロックから1種類づつ選ばれるので、その可能性はかなりありそうだ)。コントロールを相手にした際は、ずばぬけてバリューの高いカードを拾えるかもね。などなど。
唯一気に入らないのはスタッツだね。
どう見ようとも3マナ2/2ってのは弱い。即時性のある効果も強靭なスタッツも持ち合わせていないのだから、発見カードによるアドを得る以前に、君がテンポを失っているんだ。それでもなお、飛脚は悪くないカードだし構築で使われることになると思う。
ワイルド環境でも、レノデッキでプレイされるかもね、30枚すべて強力なカードで埋めるのは難しいからね。
Constructed Rating:Good (4/5)
Arena Rating:Good(4/5)―ただし、デッキ構成に大きく依存する(ダブりが多いなら1/5以下になりうる)
新たなるレノめいたカードだ。
レノの効果は明確に強いと言わざるを得ないが、カバールには2017年新スタン環境において(※)ハイランダーデッキを組ませるほどの力はないだろう。しかし少なくとも現存するレノデッキへの大きな追加戦力ではあるね。こいつはカバールカードだから、現在レノデッキ2強である、レノロックかレノメイジで使われることだろう。
コイツのメカニズム自体もまた非常に面白い。望む形の薬を生成――呪文を作成できるんだ。カザカスをプレイしたとき、発見めいた3つの選択肢を選んでいく。まずはコスト―1,5、10マナのいずれかだ。続けて、効果を2つ選んでいく。効果は多岐に及び―カードを引いたり、AOEであったり、デーモンを手札に加えたり、ミニオンを1/1の羊に変えたり、このゲームで死亡した君のミニオンを再召喚することもできる。
もちろん、10マナなら1マナの10倍効果がある、とはいかない。そこはテンポとバリューを鑑みて、選択するべきだね。1マナスペルはまずまずといった効果だが、より大きくテンポを稼いでいる――だから、どうあれバリューをそこまで必要としない対戦であったり、マナカーブを埋める必要があるなら1マナスペルをピックすることもありえそうだ。
だから、結局のところ、テンポを強くとるカードか、強力な終盤にプレイできる呪文(大盗賊ラファームに似ているね)を作るか選択できるってことだね。(もっとも、ラファームより多様性に優れているのだが)
カザカスは非常に強力だが、ハイランダーデッキの構築を要求する。ゆえにコイツは現存するレノデッキに間違いなく搭載されるだろうし、ひょっとするとレノプリーストすら構築させる力があるかもね。
※訳注:2017最初の拡張が出てレノがスタン落ちした後の話
ゴッドファーザーとかアンタッチャブルとか好きなんで、今から楽しみ。
というわけで海外サイトのレビュー記事・訳。
翻訳元:
http://www.hearthstonetopdecks.com/mean-streets-of-gadgetzan-first-impressions-and-card-review-part-1/
ピラニアランチャー
5/2/4 ハンター専用 武器
あなたのヒーローが攻撃後、1/1のピラニアを召喚する
Constructed Rating:Bad (2/5)
Arena Rating:Good (4/5)
ハンターの新型武器だ。さらに、なかなか楽しそうなやつと来たね。だけど5マナの武器に求められる強さではないな。
ハンターがアグロキャラってことはみんなご承知の通りだ。確かに、コントロールハンターを作ろうとは何度も試みられたが、決して実現しなかった。アグロ&ミッドレンジスタイルのクラスにおいて、5マナかけて攻撃力2の武器を持つのは単純に遅すぎる。バリューをフルに得ようとすれば、4ターン必要となるね。除去に用いるには弱すぎるし、イーグルホーン・ボウと併用するのも難しく、生まれてくるのは単なる1/1のバニラな獣だ。
ひょっとすると、レノハンターみたいなデッキではコイツがプレイされるかもね。
まあ、そんなデッキがこのエキスパンションでものになればの話だが。まずそうはならないだろうね、と繰り返し言っておくよ。
コイツはシャーマンの雷電の槌にある意味似ているね。ターンをかければ大きなバリューを得られる武器だが、基本そんな悠長な事している暇はないのさ。
蓮華凶手
5/5/5 ローグ専用
隠れ身 攻撃しミニオンを破壊した場合、隠れ身を得る。
Constructed Rating:Average (3/5)
Arena Rating:Good (4/5)
ローグのエピックだ。んで、コイツ自体はマジに強いと言わざるを得ない。
ストラングルソーン・トラが時々使われるのは、隠れ身持ちのカードに対処するのが難しいからだ。だから召喚できれば、(ほぼ)確実に次のターンコイツで攻撃できるだろう。強化されたトラみたいなもんだね――隠れ身持ちってだけでなく、何かと一方取れれば、再び隠れ身を纏うときた。ひとたびそうできたなら、相手が武器や除去、あるいはヒロパで仕留めようとしても、まず凶手でもう一度攻撃できるだろうね。
確かに、相手は除去するためにAOEを費やしてくるかもしれない、けどほとんどの場合気にする必要はないよ。既に何かを倒した5/2を除去るためにAOEを使うってんなら、させておけばいい。凶手はかなりのバリューを稼いだ上に除去も使わせたんだ。
盤面に置けたなら、必要とあらばいつでもミニオンを倒して隠れ身を再び獲得するんだ。凶手が死ぬか、相手が業を煮やしてAOEを使うまでこれは続くんだぜ。
唯一の問題は、現状ミラクルローグが唯一のローグデッキという点だ。
リロイ型にせよマリゴス型にせよ、ミニオンを全然肉として見ていないんだな。こいつらは、ほとんどサイクリングかスペルシナジー(あるいはその両方)のために、スペルやミニオンを運用する。コイツがミラクルローグに搭載されるかはわからないな。考えてみるに、そうはならないと思うよ。
だから、凶手を使うなら別のアーキタイプ、あるとすればもっとミニオン偏重のデッキ、ミッドレンジローグが必要となるだろうな。そうなれば構築で居場所があると思うよ。凶手のポテンシャルは高く、特にズーやシャーマンのようなマッチアップではトレードを取りやすいから大きなアドバンテージになる。
だけど適切な居場所は見つからないだろう、よりギミックの多いレノローグのようなデッキを除いてはね。
カバールのカギ爪のプリースト
3/3/4 プリースト専用
雄叫び:自分のミニオン1体に+0/+3
Constructed Rating:Great (5/5)
Arena Rating:Great(5/5)
プリがシャーマンに代わって天下を取るのだろうか?
俺が冗談を言ってると思うかもね、だけどこれは大マジだぜ。
かつてのシャーマンと同様のテコ入れがされてるようなんだ――数枚のぶっ壊れクラスカードを与えた結果どうなるのか、考えてみてくれ。これが毎セット、そいつがtier上位になるまで繰り返されるんだ。結論が先行してしまったが、プリは相当強力なカードを得ているんだ。そしてコイツはほんの1枚目なのさ。
基本的には闇の教団の使徒の新バージョンだ。間違いなく3マナ域ベストミニオンの1体である使徒の、だよ。もっともコイツは3マナ域としてはやや弱い、というのもプリなら基本ミニオンがいる状態で3ターン目を迎えないからね。よって3ターン目にプレイするなら雄叫びがより腐りやすくなる。だけど、中盤以降ならコイツは驚くべき性能だ。3マナ域で最高の1枚だね。テンポのみならずバリューも大きく獲得できる。マナとカード1枚のほか失うものなんてないのに!
最悪でも、3マナ3/4だ。最高の動きを見せれば、タダでミニオンの交換が取れるし、ミニオンを除去圏外へとバフし、盤面の優位性を確保してくれる・・・などなど。
俺はコイツが気に入ったし、間違いなくプリのデッキで見ることになるだろう。
コントロールプリだけでなく、ドラプリでもより大きなポテンシャルを発揮するだろうな。
コイツ自身はドラゴンではないけれど、2ターン目ワームレストのエージェントからつなげれば2/7挑発の誕生だ。デスロードの再来だね。そう思わないか?
カバールの飛脚
3/2/2 カバール
雄叫び:メイジ、プリースト、またはウォーロックのカードを1枚発見する。
Constructed Rating:Average (3/5)
Arena Rating:Good(4/5)
本レビュー初の3クラス限定カードだ。
コイツはカバールカードだから、メイジ・プリ・ウォーロックでプレイできる。
まず最初に――俺は発見カードが大好きで、発見カードが全てぶっ飛んでるわけじゃないけど、基本的には強いカードのうちに入る。コイツも同じように見えるね――すごいわけではないが、手堅いドローをもたらしてくれる。
発見はいつだって素晴らしい、なぜってその時の対戦と状況において最高のカードをピックすることができるからね。デッキからランダムなカードを引くことと比べてみてくれよ。
中盤、必要とあらば除去をピックできるかもしれないね。アグロに対した時、AOEを拾えるかもしれない(メイジ、プリ、ウォーロックから1種類づつ選ばれるので、その可能性はかなりありそうだ)。コントロールを相手にした際は、ずばぬけてバリューの高いカードを拾えるかもね。などなど。
唯一気に入らないのはスタッツだね。
どう見ようとも3マナ2/2ってのは弱い。即時性のある効果も強靭なスタッツも持ち合わせていないのだから、発見カードによるアドを得る以前に、君がテンポを失っているんだ。それでもなお、飛脚は悪くないカードだし構築で使われることになると思う。
ワイルド環境でも、レノデッキでプレイされるかもね、30枚すべて強力なカードで埋めるのは難しいからね。
カザカス
4/3/3 カバール
雄叫び:デッキに同一カードが2枚以上含まれていない場合、即興呪文を1枚作成する
Constructed Rating:Good (4/5)
Arena Rating:Good(4/5)―ただし、デッキ構成に大きく依存する(ダブりが多いなら1/5以下になりうる)
新たなるレノめいたカードだ。
レノの効果は明確に強いと言わざるを得ないが、カバールには2017年新スタン環境において(※)ハイランダーデッキを組ませるほどの力はないだろう。しかし少なくとも現存するレノデッキへの大きな追加戦力ではあるね。こいつはカバールカードだから、現在レノデッキ2強である、レノロックかレノメイジで使われることだろう。
コイツのメカニズム自体もまた非常に面白い。望む形の薬を生成――呪文を作成できるんだ。カザカスをプレイしたとき、発見めいた3つの選択肢を選んでいく。まずはコスト―1,5、10マナのいずれかだ。続けて、効果を2つ選んでいく。効果は多岐に及び―カードを引いたり、AOEであったり、デーモンを手札に加えたり、ミニオンを1/1の羊に変えたり、このゲームで死亡した君のミニオンを再召喚することもできる。
もちろん、10マナなら1マナの10倍効果がある、とはいかない。そこはテンポとバリューを鑑みて、選択するべきだね。1マナスペルはまずまずといった効果だが、より大きくテンポを稼いでいる――だから、どうあれバリューをそこまで必要としない対戦であったり、マナカーブを埋める必要があるなら1マナスペルをピックすることもありえそうだ。
だから、結局のところ、テンポを強くとるカードか、強力な終盤にプレイできる呪文(大盗賊ラファームに似ているね)を作るか選択できるってことだね。(もっとも、ラファームより多様性に優れているのだが)
カザカスは非常に強力だが、ハイランダーデッキの構築を要求する。ゆえにコイツは現存するレノデッキに間違いなく搭載されるだろうし、ひょっとするとレノプリーストすら構築させる力があるかもね。
※訳注:2017最初の拡張が出てレノがスタン落ちした後の話
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