【翻訳】仁義なきガジェッツアン個別カードレビュー part2(前)
2016年11月16日 ハースストーン
現状part3まであるので、とりあえずそこまでは続けます。
原文:http://www.hearthstonetopdecks.com/mean-streets-of-gadgetzan-card-review-part-2-small-time-recruits-wickerflame-burnbristle-and-more/
Constructed Rating:Good (4/5)―アグパラならば。それより遅いデッキならゴミだ。
Arena Rating:Average 点数はデッキに大きく依存する。1マナたくさんのアグパラをドラフトしたなら良いカードだが、そうじゃないなら糞だ。
アグロパラディンのドローエンジンだ。
それより遅いデッキじゃまず使いたくないだろう、コイツで安定して3枚引けるほど1マナを投入しないからね。三下集合はいわば、神聖なる恩寵のドロー部分にひねりを加えたバージョンだな。リスクは減ったが、リターンも小さくなった。
3マナで3枚引けるのは実際大したもんだよ。3枚引くには5マナかかるし―滋養だ―、3マナじゃあ2枚しか引けないからな。
しかし、ちょっとした制約がある――1マナのミニオンしか引けないのさ。だから、ドローでもたらされるカードのバリューは相当低いはずだ。つまり、劇的なドローとはいかないってことさ――終盤に使っても戦えるだけの力を与えちゃくれないだろう。
だけど、神聖なる恩寵より大きく優れている点が1つある――アグロ対決ではこっちの方がずっと良い。恩寵はアグロ相手じゃ死に札だ、まずそうなる。恩寵でサイクリングができない時すらある。三下なら決してそんなことはない――アグロと戦う際にトップしたなら、大きなアドバンテージを獲得できる。
コイツを使うことで、デッキからトップしたくないカードを取り除いてくれるってことにも触れておこう。
例えば6ターン目に使ったとしよう――ここではもう、1マナをトップしたくないはずだ。バフ、武器、フィニッシャーが欲しくなるね。1マナミニオンを3枚即座に引くことで、よりよいドローができる可能性を飛躍的に高められるって寸法さ。
アグパラで使われるカードだと思うよ。問題は――アグパラは環境に存在しているだろうか?
Constructed Rating:Average (4/5)ミッドパラなら、そうでないならまあ大したことないカードだ。
Arena Rating:Average (3/5)バフが多いならさらに良くなる
低コストのレジェンドにはいつもワクワクするね。
ほとんどは高コストで明確に強力な効果付きだから、ブリザードが1-3マナのレジェをどう考えているのか気になるのさ。
非常に風変りな能力を持つミニオンがいる一方、ぶっ飛んで強いミニオンもいる。
バーンブリストルはその中間ってところかな――なかなか独特なカードだが、馬鹿馬鹿しい能力では決してない。そしてかなり強いミニオンではあるが、ぶっ壊れではない。
挑発と聖なる盾は非常に良い組み合わせだ。
3ターン目において、コイツを何も失わずに除去することは実際かなり難しいだろう。たかが2/2とはいえ、序盤のミニオンとまっとうにトレードできるはずだ。
しかし正直なところ、対アグロ向けにデザインされている割に、アグロ相手の3ターン目プレイがぶっ飛んだアクションになるとは思えないね。
だけどコイツはただこう叫んでるんだ。「俺をバフしろ!」ってね。
そう、バフすることがコイツをずっとうまく使える、素晴らしい手段たりうるのさ。マナカーブに沿って動けば次のターンは王の祝福でドンピシャだ、けど聖なる盾はもう剥がれてそうだね。
だがこのアクションは、7ターン目(3+4)にも可能なんだ。対アグロでこのプレイは素晴らしい!テキストではダメージを与える度に回復する、とあるから、コイツが攻撃しているのか攻撃されているのかは問わない。
7マナで6/6挑発+聖なる盾、ティリオンみたいだね。しかし体力回復能力持ちだから、アグロ相手にはティリオンよりずっと優れている。速攻デッキは重く強力な除去を滅多に積まないから、コイツは体力を速やかに回復してくれることだろう。7マナならティリオンよか早いぜ。
結局、相手が除去するのに3体ミニオンを消耗しなければならなかったとしたら、18点回復して3体除去している。こいつぁバケモンだね。
コイツはまた、バーンズ――既にほとんどのパラディンデッキで素晴らしい働きをしている――で召喚されてかなり嬉しい奴だね。
しかし、コントロールパラディンじゃうまくいかないだろう、と言っておかなきゃな。
王の祝福のようなバフを複数積んだデッキでこそプレイしたくなるから、ミッドレンジパラディンの方がずっと適していると思えるね。
悲しいかな、現在ミッドパラが全くプレイされていない。バーンブリストルにこの状況を変えてほしいね。
Constructed Rating:Average(3/5)
Arena Rating:Average(3/5)
前回の記事にしたカバールの飛脚と似ているけど、飛脚が3/2/2だったのに対して、コイツは2/1/1だ。悪いスタッツだと思うよ、2/2ならまだ何かできるけど、1/1ときたら大抵の場合、一方取られるかヒロパにすら除去されるからな。
しかし、雄叫びの効果は同じだ。宝飾のスカラベを強く思い起こさせるね――2マナ1/1の発見持ちだ。
だけどスカラベには明確な目的があった――強力な3マナの専用カードがあるクラスでスカラベはプレイされてきたんだ。(発見では専用カードが高確率で出現するから、かなりあてにできる)
その上、3ターン目のアクションが空いてしまうとき、マナカーブを確実に埋めてもくれるんだ。情報屋だとこういった保証がないんだよな。
一方、遅いゲームにおいては情報屋の方がスカラベより優れているかもしれない――3マナより重いカードを発見する確率が高いからね。
だから、現状スカラベを使用しているデッキには投入されるだろうな。
問題は、そんなデッキがあまりないってことだ――レノデッキにしか見ないね。
よって、コイツが頻繁にプレイされるカードだとは思わない。
ひょっとしたら俺は間違っているかもな、なぜってクラスを跨いだカードの可能性をそこまで考慮していないからね。例えば、シクパラがイーグルホーン・ボウを、ンゾスウォーリアーがサバンナハイメインを獲得したり――だけど、これはあくまで最良のケースで、しょっちゅうこんな風にはいかないだろうな。
Constructed Rating:Good (4/5)
Arena Rating:Good(4/5)
影の狂気の新バージョンだ。
確かに、効果範囲がパワー3以下か2以下なのかは大きな違いだ。だが、コストが4マナか1マナなのかはそれ以上にずっと大きな差だね。ああ――たった1マナなんだぜ。
非常に強く見えるけれど、同時にとても状況を選ぶ呪文でもある。だからコイツはかなり使われそうだけど、ほぼメタカードとしてだろうね。メタ上にパワー2以下のミニオンが多いなら、コイツは素晴らしいカードだ。しかしそうじゃないなら、ほとんどの場合死に札になるだろう。
俺がコイツの何を気に入ってるかって、マナコストだよ。
軽い呪文だから、熱狂する火霊術師と低コストAOEコンボや、宴のプリーストと低コスト回復コンボをとても簡単に決めることができる。
これを決める際、時にぶっ飛んだ展開になるぜ。
例えば――火霊術師+ポーションコンボをズー相手に決める時、奇跡が起こりうる。
3マナある時にインプギャングボスを奪ってみよう:インプギャングボスを処理し、全体1ダメ―ジを飛ばし、1/1インプを2体作成し、なおも3/1の火霊術師が盤面に残るんだ。ぶっ飛んだバリューを稼いだね。
あるいは、苦痛の侍祭を奪ったなら―1マナで1/3を処理し、相手のドローを阻害し、君自身がドローできる。他にも、ハンターのやさしいおばあちゃんを奪えば、1マナで3/2を獲得できる。
このカードで気にかかるのはただ1点、パワー2のミニオンはだいたい2/3だってことさ。
つまり、2/3が多いメタなら、奪った奴を相手のミニオンにぶつけても相打ちがとれないんだ。
双方2/1ならうまくいくんだけどね。火霊術師は相討ちを取る手助けになってくれるけど、いつもいるわけじゃないからな。
それでもなお、少なくとも使われうるカードだと思うよ、1マナでこの効果は本当に、本当に強力だからね。
Constructed Rating:Great(5/5)ドラゴンプリーストならね。
Arena Rating:Good(4/5)ドラゴンを数体ドラフトできたなら、5/5だ。
本拡張でプリが強力なカードを手にした、って俺が言ったのは覚えてるかい?
そう、コイツもその1枚だ。実のところドラプリにしか入らないけど、望むものすべてが詰まってるよ。
まずスタッツがとんでもない。5マナ5/6だ。強力な効果を持ってるのにこのレシオはありえないよ。ああ、少なくとも、今まではありえなかった、な。
そして雄叫びもまたバケモンだ、特に遅いデッキとの対戦においてね。相手のデッキからカードを発見するのは単にすごいバリューを稼げるってだけでなく、相手のデッキ情報を得られるんだ。君が聡明なプレイヤーなら、そいつは発見するカード以上に素晴らしいものになりうるぜ。
敵のデッキが何であるか、ズバリ看破できるかもしれないんだ。
確かに、5ターン目となれば既に見抜けることもあるだろう、だけどいつもそうだとは限らないね。
コントロールウォーリアーに対した際、諜報員をプレイすることでその詳細を掴めるかもしれない、例えばン=ゾスが入ってるのかどうか、とかね。
パラディンを相手どった時、それが一般的なコントロールパラなのか、鯛パラなのか察しうるんだ(マーロックを発見することでね)。レノロックと対戦した時、リロイコンボが仕込まれているかどうかを判断できるかもしれない。
さらに、相手が潜ませたメタカード、予想外の1枚も発見できるんだ。デスウィングを見たなら、この先ミニオンを展開しすぎない方が賢明だと察するだろうね。
こうしてデッキやお洒落枠についての情報を得た上に、それらが現状相手の手札にないってこともわかるんだぜ。相手ウォーリアーが乱闘を既に1枚使用して、諜報員で2枚目を見たなら、ミニオンを盤面に気兼ねなく展開できるな。
だから、諜報員は完璧なスタッツと圧倒的なバリューを有している上に、相手のデッキや手札についての追加情報をもたらしてくれるかもしれない。ドラプリに無条件で採用されるだろうね。そしてコイツと、まもなくレビューする新カードが、ドラプリを脅威たらしめると思うね。
次回に続く。
原文:http://www.hearthstonetopdecks.com/mean-streets-of-gadgetzan-card-review-part-2-small-time-recruits-wickerflame-burnbristle-and-more/
三下集合
コスト3 パラディン専用
自分のデッキからコスト1のミニオンを3体引く
Constructed Rating:Good (4/5)―アグパラならば。それより遅いデッキならゴミだ。
Arena Rating:Average 点数はデッキに大きく依存する。1マナたくさんのアグパラをドラフトしたなら良いカードだが、そうじゃないなら糞だ。
アグロパラディンのドローエンジンだ。
それより遅いデッキじゃまず使いたくないだろう、コイツで安定して3枚引けるほど1マナを投入しないからね。三下集合はいわば、神聖なる恩寵のドロー部分にひねりを加えたバージョンだな。リスクは減ったが、リターンも小さくなった。
3マナで3枚引けるのは実際大したもんだよ。3枚引くには5マナかかるし―滋養だ―、3マナじゃあ2枚しか引けないからな。
しかし、ちょっとした制約がある――1マナのミニオンしか引けないのさ。だから、ドローでもたらされるカードのバリューは相当低いはずだ。つまり、劇的なドローとはいかないってことさ――終盤に使っても戦えるだけの力を与えちゃくれないだろう。
だけど、神聖なる恩寵より大きく優れている点が1つある――アグロ対決ではこっちの方がずっと良い。恩寵はアグロ相手じゃ死に札だ、まずそうなる。恩寵でサイクリングができない時すらある。三下なら決してそんなことはない――アグロと戦う際にトップしたなら、大きなアドバンテージを獲得できる。
コイツを使うことで、デッキからトップしたくないカードを取り除いてくれるってことにも触れておこう。
例えば6ターン目に使ったとしよう――ここではもう、1マナをトップしたくないはずだ。バフ、武器、フィニッシャーが欲しくなるね。1マナミニオンを3枚即座に引くことで、よりよいドローができる可能性を飛躍的に高められるって寸法さ。
アグパラで使われるカードだと思うよ。問題は――アグパラは環境に存在しているだろうか?
ウィッカーフレイム=バーンブリストル
3/2/2 パラディン専用
聖なる盾、挑発 このミニオンがダメージを与える度、そのダメ―ジに等しい分、自分のヒーローを回復する
Constructed Rating:Average (4/5)ミッドパラなら、そうでないならまあ大したことないカードだ。
Arena Rating:Average (3/5)バフが多いならさらに良くなる
低コストのレジェンドにはいつもワクワクするね。
ほとんどは高コストで明確に強力な効果付きだから、ブリザードが1-3マナのレジェをどう考えているのか気になるのさ。
非常に風変りな能力を持つミニオンがいる一方、ぶっ飛んで強いミニオンもいる。
バーンブリストルはその中間ってところかな――なかなか独特なカードだが、馬鹿馬鹿しい能力では決してない。そしてかなり強いミニオンではあるが、ぶっ壊れではない。
挑発と聖なる盾は非常に良い組み合わせだ。
3ターン目において、コイツを何も失わずに除去することは実際かなり難しいだろう。たかが2/2とはいえ、序盤のミニオンとまっとうにトレードできるはずだ。
しかし正直なところ、対アグロ向けにデザインされている割に、アグロ相手の3ターン目プレイがぶっ飛んだアクションになるとは思えないね。
だけどコイツはただこう叫んでるんだ。「俺をバフしろ!」ってね。
そう、バフすることがコイツをずっとうまく使える、素晴らしい手段たりうるのさ。マナカーブに沿って動けば次のターンは王の祝福でドンピシャだ、けど聖なる盾はもう剥がれてそうだね。
だがこのアクションは、7ターン目(3+4)にも可能なんだ。対アグロでこのプレイは素晴らしい!テキストではダメージを与える度に回復する、とあるから、コイツが攻撃しているのか攻撃されているのかは問わない。
7マナで6/6挑発+聖なる盾、ティリオンみたいだね。しかし体力回復能力持ちだから、アグロ相手にはティリオンよりずっと優れている。速攻デッキは重く強力な除去を滅多に積まないから、コイツは体力を速やかに回復してくれることだろう。7マナならティリオンよか早いぜ。
結局、相手が除去するのに3体ミニオンを消耗しなければならなかったとしたら、18点回復して3体除去している。こいつぁバケモンだね。
コイツはまた、バーンズ――既にほとんどのパラディンデッキで素晴らしい働きをしている――で召喚されてかなり嬉しい奴だね。
しかし、コントロールパラディンじゃうまくいかないだろう、と言っておかなきゃな。
王の祝福のようなバフを複数積んだデッキでこそプレイしたくなるから、ミッドレンジパラディンの方がずっと適していると思えるね。
悲しいかな、現在ミッドパラが全くプレイされていない。バーンブリストルにこの状況を変えてほしいね。
グライムストリートの情報屋
2/1/1 グーンズ
雄叫び:ハンター、パラディン、またはウォリアーのカードを1枚発見する。
Constructed Rating:Average(3/5)
Arena Rating:Average(3/5)
前回の記事にしたカバールの飛脚と似ているけど、飛脚が3/2/2だったのに対して、コイツは2/1/1だ。悪いスタッツだと思うよ、2/2ならまだ何かできるけど、1/1ときたら大抵の場合、一方取られるかヒロパにすら除去されるからな。
しかし、雄叫びの効果は同じだ。宝飾のスカラベを強く思い起こさせるね――2マナ1/1の発見持ちだ。
だけどスカラベには明確な目的があった――強力な3マナの専用カードがあるクラスでスカラベはプレイされてきたんだ。(発見では専用カードが高確率で出現するから、かなりあてにできる)
その上、3ターン目のアクションが空いてしまうとき、マナカーブを確実に埋めてもくれるんだ。情報屋だとこういった保証がないんだよな。
一方、遅いゲームにおいては情報屋の方がスカラベより優れているかもしれない――3マナより重いカードを発見する確率が高いからね。
だから、現状スカラベを使用しているデッキには投入されるだろうな。
問題は、そんなデッキがあまりないってことだ――レノデッキにしか見ないね。
よって、コイツが頻繁にプレイされるカードだとは思わない。
ひょっとしたら俺は間違っているかもな、なぜってクラスを跨いだカードの可能性をそこまで考慮していないからね。例えば、シクパラがイーグルホーン・ボウを、ンゾスウォーリアーがサバンナハイメインを獲得したり――だけど、これはあくまで最良のケースで、しょっちゅうこんな風にはいかないだろうな。
狂気ポーション
コスト1 プリースト専用
このターンの終わりまで、攻撃力2以下の敵のミニオン1体を味方にする。
Constructed Rating:Good (4/5)
Arena Rating:Good(4/5)
影の狂気の新バージョンだ。
確かに、効果範囲がパワー3以下か2以下なのかは大きな違いだ。だが、コストが4マナか1マナなのかはそれ以上にずっと大きな差だね。ああ――たった1マナなんだぜ。
非常に強く見えるけれど、同時にとても状況を選ぶ呪文でもある。だからコイツはかなり使われそうだけど、ほぼメタカードとしてだろうね。メタ上にパワー2以下のミニオンが多いなら、コイツは素晴らしいカードだ。しかしそうじゃないなら、ほとんどの場合死に札になるだろう。
俺がコイツの何を気に入ってるかって、マナコストだよ。
軽い呪文だから、熱狂する火霊術師と低コストAOEコンボや、宴のプリーストと低コスト回復コンボをとても簡単に決めることができる。
これを決める際、時にぶっ飛んだ展開になるぜ。
例えば――火霊術師+ポーションコンボをズー相手に決める時、奇跡が起こりうる。
3マナある時にインプギャングボスを奪ってみよう:インプギャングボスを処理し、全体1ダメ―ジを飛ばし、1/1インプを2体作成し、なおも3/1の火霊術師が盤面に残るんだ。ぶっ飛んだバリューを稼いだね。
あるいは、苦痛の侍祭を奪ったなら―1マナで1/3を処理し、相手のドローを阻害し、君自身がドローできる。他にも、ハンターのやさしいおばあちゃんを奪えば、1マナで3/2を獲得できる。
このカードで気にかかるのはただ1点、パワー2のミニオンはだいたい2/3だってことさ。
つまり、2/3が多いメタなら、奪った奴を相手のミニオンにぶつけても相打ちがとれないんだ。
双方2/1ならうまくいくんだけどね。火霊術師は相討ちを取る手助けになってくれるけど、いつもいるわけじゃないからな。
それでもなお、少なくとも使われうるカードだと思うよ、1マナでこの効果は本当に、本当に強力だからね。
ドラゴニッド諜報員
5/5/6 プリースト専用 ドラゴン
雄叫び:あなたの手札にドラゴンがあるなら、相手のデッキのカード1枚を発見する
Constructed Rating:Great(5/5)ドラゴンプリーストならね。
Arena Rating:Good(4/5)ドラゴンを数体ドラフトできたなら、5/5だ。
本拡張でプリが強力なカードを手にした、って俺が言ったのは覚えてるかい?
そう、コイツもその1枚だ。実のところドラプリにしか入らないけど、望むものすべてが詰まってるよ。
まずスタッツがとんでもない。5マナ5/6だ。強力な効果を持ってるのにこのレシオはありえないよ。ああ、少なくとも、今まではありえなかった、な。
そして雄叫びもまたバケモンだ、特に遅いデッキとの対戦においてね。相手のデッキからカードを発見するのは単にすごいバリューを稼げるってだけでなく、相手のデッキ情報を得られるんだ。君が聡明なプレイヤーなら、そいつは発見するカード以上に素晴らしいものになりうるぜ。
敵のデッキが何であるか、ズバリ看破できるかもしれないんだ。
確かに、5ターン目となれば既に見抜けることもあるだろう、だけどいつもそうだとは限らないね。
コントロールウォーリアーに対した際、諜報員をプレイすることでその詳細を掴めるかもしれない、例えばン=ゾスが入ってるのかどうか、とかね。
パラディンを相手どった時、それが一般的なコントロールパラなのか、鯛パラなのか察しうるんだ(マーロックを発見することでね)。レノロックと対戦した時、リロイコンボが仕込まれているかどうかを判断できるかもしれない。
さらに、相手が潜ませたメタカード、予想外の1枚も発見できるんだ。デスウィングを見たなら、この先ミニオンを展開しすぎない方が賢明だと察するだろうね。
こうしてデッキやお洒落枠についての情報を得た上に、それらが現状相手の手札にないってこともわかるんだぜ。相手ウォーリアーが乱闘を既に1枚使用して、諜報員で2枚目を見たなら、ミニオンを盤面に気兼ねなく展開できるな。
だから、諜報員は完璧なスタッツと圧倒的なバリューを有している上に、相手のデッキや手札についての追加情報をもたらしてくれるかもしれない。ドラプリに無条件で採用されるだろうね。そしてコイツと、まもなくレビューする新カードが、ドラプリを脅威たらしめると思うね。
次回に続く。
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