リミテッドにもっと市民権を、と思いつつ筆を執るのであった。
翻訳元:
http://www.channelfireball.com/articles/aether-revolt-limited-set-review-black/
※本記事における点数はドラフト視点に基づきます。ピック優先度等が加味されています。
もっとも、リミテで使えるか否か、という肝心なところについては本文を参照すればお察しいただけるかと。
Rating:3.0
護って優秀なだけでなく、攻めに行ったとしてもそうそうひどいことにはならない。
どう転んでも、霊気装置はタダで生成できるからね。
コイツで殴りに行きたくないのは、霊気装置かバケモンが相手方にいる時くらいだろう。
しかし、そんな場合であっても毒殺者は優れたブロッカーとして使えるし、2エネルギーを生み出してくれる。
どんなデッキでも、どんな場面でも腐ることのない大した奴さ。
Rating:2.0
デッキを選ばない良い穴埋め要員だね。
もっとも3マナ域があふれているなら、おそらく入れないと思うけど。
威迫持ちで2/3ってのは妙なサイズだが、バットリと組み合わせてダブルブロックを咎めるなら固いほうがいいな。
Rating:1.5
即席してないんじゃ、そこまで興味が持てないね。
戦闘で交換を取るにはマナがかかりすぎるから、アーティファクトカウントを増やそうとしていないデッキじゃ外しておきたい。
さて、また泥這いのことを思い出してしまった。
よって、俺は自分の本能に反してちょっぴりコイツを信じてみたい。
Rating:3.5
生物を除去って幾ばくかのライフを得るってのは、2対1交換とまではいかないね。
だけど、並みの除去よりはずっと優れている。
さらに、アーティファクトなら何でもコイツのコストに充てられるとくれば、素晴らしいカードだな。
Rating:3.0
文句の付けどころがないね。
ウィニーを除去したり、戦闘と絡めてデカブツを処理するにはいい手段だ。
さらに占術もついてくるとなれば、まずデッキに入るね。
Rating:3.5
現代のリミテッドにおいて、確定除去は見逃せないよな。
そして果敢な爆破は、対処に迫られる生物をなんでも処理できるんだ。
コイツは機体すら爆破できるから、まさに万能除去。となると俺なら可能な限りピックするね。
Rating:1.5
どんなデッキにでも入るヤツとは思えないな。
しかし、適切なサポートがあれば確実にバリューを稼いでくれる。
回収者が輝くのは軽い/タダのアーティファクトを大量に生産できるデッキ、特に紛争持ちがたくさん入ったやつだ。
0マナで紛争を誘発できるのは役立つし、2つも食らえばたちまち脅威と言っていい存在になる。
Rating:3.5
リミテじゃ構築ほど素晴らしいカードとはいかないにせよ、十分に注目すべき有能っぷりだ。
素の状態でも除去対象はたくさんあるだろうし、インスタントだから、よりデカいヤツを処理すべく機会をうかがうのも難しくないだろう。
Rating:2.0
さて、いくらかコスト軽減が望まれる即席カードの登場だ。
4-5マナでプレイできるくらい十分にアーティファクトがあるなら、メインデッキに運ぶ価値はあるね。だけど、コイツに7マナ払う価値は確実にないよ。
「アーティファクトにブロックされない」能力はとびっきり凄いわけではない。
っていうのも、霊気装置をかわせるのは素晴らしいけど、そこまで重大なもんじゃないからね。
大抵の場合において、コイツに軽い5/5であってほしいなら、より即席に寄せたデッキが求められることになる。
本ブロックで黒は明らかにアーティファクトとシナジーが強く、これが何より黒らしさを表しているのかもしれない。
続きます。
翻訳元:
http://www.channelfireball.com/articles/aether-revolt-limited-set-review-black/
Ratings Scale
リミテッド殿堂入り: 群れネズミ、梅澤の十手
5.0: そのセットにおける最強。(大天使アヴァシン、死の宿敵、ソリン)
4.5: ぶっ飛んだボム、しかし対処できないわけではない。(ギトラグの怪物、罪人への急襲、秘密の解明者ジェイス、アヴァシンの裁き)
4.0: 良レア、トップアンコモン。(内部着火、悪魔の遊び場、神出鬼没の拷問者)
3.5: トップコモン、強力なアンコモン。(薄暮見の徴募兵、首折れ路の乗り手、癇しゃく)
3.0: 大いにプレイしがいがある、基本的にいつでも役立つ。(墓モグラ、不屈の聖戦士、薄暮のニブリス)
2.5: そこそこ役に立つ、デッキに入らないことはめったにない。(ネファリアの月ドレイク、嵐乗りの霊、灰と化す)
2.0: 良い穴埋め要因、時々デッキから抜ける。(邪悪の暴露、鼓舞する隊長、セルホフの明かり灯し)
1.5: 数合わせ。 50%くらいでデッキから抜ける。 (分かれ道、既決殺人犯、戦闘的な審問官)
1.0: できれば入れたくない。大体の場合デッキに入らない。(黴墓のゴミあさり、吸血鬼の貴族、海墓のスカーヴ)
0.5: かなり使い物にならない。サイドボード要員。 (侵襲手術、天上からの導き、武器庫の開放)
0.0: まったくもって使えない。 (嵐の活用、突沸の器)
※本記事における点数はドラフト視点に基づきます。ピック優先度等が加味されています。
もっとも、リミテで使えるか否か、という肝心なところについては本文を参照すればお察しいただけるかと。
霊気毒殺者
{1}{B}
クリーチャー ― 人間・工匠
1/1
接死(これが何らかのダメージをクリーチャーに与えたら、それだけで破壊する。)
霊気毒殺者が戦場に出たとき、あなたは{E}{E}(エネルギー・カウンター2個)を得る。
霊気毒殺者が攻撃するたび、あなたは{E}{E}を支払ってもよい。そうしたなら、無色の1/1の霊気装置・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
Rating:3.0
護って優秀なだけでなく、攻めに行ったとしてもそうそうひどいことにはならない。
どう転んでも、霊気装置はタダで生成できるからね。
コイツで殴りに行きたくないのは、霊気装置かバケモンが相手方にいる時くらいだろう。
しかし、そんな場合であっても毒殺者は優れたブロッカーとして使えるし、2エネルギーを生み出してくれる。
どんなデッキでも、どんな場面でも腐ることのない大した奴さ。
路地の絞殺者
{2}{B}
クリーチャー ― 霊基体・ならず者
2/3
威迫
Rating:2.0
デッキを選ばない良い穴埋め要員だね。
もっとも3マナ域があふれているなら、おそらく入れないと思うけど。
威迫持ちで2/3ってのは妙なサイズだが、バットリと組み合わせてダブルブロックを咎めるなら固いほうがいいな。
増強自動機械
{1}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
1/1
{1}{B}:ターン終了時まで、増強自動機械は+1/+1の修整を受ける。
Rating:1.5
即席してないんじゃ、そこまで興味が持てないね。
戦闘で交換を取るにはマナがかかりすぎるから、アーティファクトカウントを増やそうとしていないデッキじゃ外しておきたい。
さて、また泥這いのことを思い出してしまった。
よって、俺は自分の本能に反してちょっぴりコイツを信じてみたい。
橋上の戦い
{X}{B}
ソーサリー
即席(あなたのアーティファクトが、この呪文を唱える助けとなる。あなたはあなたのアーティファクトをタップして、1個あたり{1}の支払いに代えてもよい。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。あなたはX点のライフを得る。
Rating:3.5
生物を除去って幾ばくかのライフを得るってのは、2対1交換とまではいかないね。
だけど、並みの除去よりはずっと優れている。
さらに、アーティファクトなら何でもコイツのコストに充てられるとくれば、素晴らしいカードだな。
残酷な決断
{2}{B}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-2/-2の修整を受ける。占術1を行う。(あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
Rating:3.0
文句の付けどころがないね。
ウィニーを除去したり、戦闘と絡めてデカブツを処理するにはいい手段だ。
さらに占術もついてくるとなれば、まずデッキに入るね。
果敢な爆破
{2}{B}{B}
ソーサリー
クリーチャー1体か機体1つを対象とし、それを破壊する。
Rating:3.5
現代のリミテッドにおいて、確定除去は見逃せないよな。
そして果敢な爆破は、対処に迫られる生物をなんでも処理できるんだ。
コイツは機体すら爆破できるから、まさに万能除去。となると俺なら可能な限りピックするね。
強気な回収者
{2}{B}
クリーチャー ― 霊基体・工匠
2/2
アーティファクト1つかクリーチャー1体を生け贄に捧げる:強気な回収者の上に+1/+1カウンターを1個置く。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
Rating:1.5
どんなデッキにでも入るヤツとは思えないな。
しかし、適切なサポートがあれば確実にバリューを稼いでくれる。
回収者が輝くのは軽い/タダのアーティファクトを大量に生産できるデッキ、特に紛争持ちがたくさん入ったやつだ。
0マナで紛争を誘発できるのは役立つし、2つも食らえばたちまち脅威と言っていい存在になる。
致命的な一押し
{B}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それの点数で見たマナ・コストが2以下であるなら、それを破壊する。
紛争 ― このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていたなら、代わりに、そのクリーチャーの点数で見たマナ・コストが4以下であるなら、それを破壊する。
Rating:3.5
リミテじゃ構築ほど素晴らしいカードとはいかないにせよ、十分に注目すべき有能っぷりだ。
素の状態でも除去対象はたくさんあるだろうし、インスタントだから、よりデカいヤツを処理すべく機会をうかがうのも難しくないだろう。
湿原の運び屋
{6}{B}
クリーチャー ― 昆虫
5/5
即席(あなたのアーティファクトが、この呪文を唱える助けとなる。あなたはあなたのアーティファクトをタップして、1個あたり{1}の支払いに代えてもよい。)
湿原の運び屋はアーティファクト・クリーチャーによってはブロックされない。
Rating:2.0
さて、いくらかコスト軽減が望まれる即席カードの登場だ。
4-5マナでプレイできるくらい十分にアーティファクトがあるなら、メインデッキに運ぶ価値はあるね。だけど、コイツに7マナ払う価値は確実にないよ。
「アーティファクトにブロックされない」能力はとびっきり凄いわけではない。
っていうのも、霊気装置をかわせるのは素晴らしいけど、そこまで重大なもんじゃないからね。
大抵の場合において、コイツに軽い5/5であってほしいなら、より即席に寄せたデッキが求められることになる。
本ブロックで黒は明らかにアーティファクトとシナジーが強く、これが何より黒らしさを表しているのかもしれない。
続きます。
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