赤その②。


翻訳元:
http://www.channelfireball.com/articles/aether-revolt-limited-set-review-red/


発火器具
{1}
アーティファクト
{R}, 発火器具を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。発火器具はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
発火器具が戦場から墓地に置かれたとき、カードを1枚引く。

Rating:1.5

他の器具サイクルとほぼ同じだね――即席や紛争を機能させる必要があるなら及第点だ。
だけどそうじゃないなら、大したことはしてくれないよ。


不屈の独創力
{X}{R}{R}{R}
ソーサリー
アーティファクトやクリーチャー、合わせてX個を対象とし、それらを破壊する。これにより破壊されたパーマネント1つにつき、それのコントローラーはそれぞれ、アーティファクト・カードかクリーチャー・カードが公開されるまで自分のライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ公開し、そのカードを追放する。それらのプレイヤーは、それらの追放されたカードを戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直す。

Rating:1.0

活用するには、自分のを対象にとって、より優れたヤツに置き換えなきゃね。
となれば、軽いコストで大量のトークンかアーティファクトを生成できることに旨みが出てくる。6以上のマナと何でもいいから踏み台になるやつを使って、デッキトップから無作為に3-4つのアーティファクトないし生物を場に出すことになるな。
相手の並以上のカードに使うこともできるよ、だけど自分のに打った方がときめくね。
仕込みとマナをたくさんかけただけの見返りがあるかはちょっと怪しそうだから、評点は低いところから始めるぜ。
コイツはしかるべきデッキじゃぶっ飛んで凄いだろうってことには、全面的に賛成したい。
だけど、そんなことはそうそう起こらないだろうね、とりわけ、独創力は赤トリプルシンボルだからな。


暴力の激励
{1}{R}
インスタント
以下から1つを選ぶ。
* クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+4/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。
* クリーチャー2体を対象とする。ターン終了時まで、それらはそれぞれ+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。

Rating:2.0

モード選択呪文の一種だけど、実際はそうじゃないな。
手段こそ2つ用意されているが、どちらの効果も使いたい状況は結構似ている。
いずれにせよさらなるダメージを押し込む手段だから、アグロデッキなら使って嬉しくなるぜ。
本体に6点以上のダメージを叩きだすのはそう難しくないはずだし、デッキにデカブツがいるなら、たぶん打点が更に増えるだろうね。


航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ
{1}{R}
伝説のクリーチャー ― 人間・海賊
1/3
先制攻撃、威迫
航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴが攻撃するたび、「ラガバン」という名前の赤の2/1の伝説の猿・クリーチャー・トークンを1体、タップ状態で攻撃している状態で生成する。戦闘終了時に、そのトークンを追放する。

Rating:3.0

妙なカードだね。伝説の猿トークンが出せるから、じゃないよ。
先制威迫持ちの1/3ってのは珍しい取り合わせだ。これに加えて、攻撃のたび2/1を生成できるのが彼女をより脅威たらしめている。
紛争を自動的に誘発できるし、盤面が整っていない相手に突っ込ませるのはかなり容易い。
良いカードだよ、決してバケモンではないけどね。


カーリ・ゼヴの巧技
{1}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体か機体1つを対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。それをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。
あなたは、あなたの手札から点数で見たマナ・コストが2以下のカード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

Rating:1.5

踏み倒しは確かに魅力的なんだけど、そこまで凄くはない。
おまけの2マナ生物が強力なメリットとなるような序盤では、ふつうプレイしたくないだろう。サクり台でもない限りね。
だから、コイツは単純に本体へダメージを通す手段だ。
機体をパクっても、依然として搭乗する必要があるってのはお忘れなく。よって、デカい列車を奪わないようにな、上手くいかないからね。


ラスヌーの帆背びれ
{4}{R}
クリーチャー ― トカゲ
5/4

Rating:1.5

砦のマストドンやむら気な巨人の働きっぷりをみた後では、こんなヤツを採用することにちょっぴり抵抗がなくなったね。
とはいったものの、帆背びれはまったくのバニラだ。
だから依然凄いやつではないけど、5マナ域が欲しいなら事足りるだろうよ。


稲妻駆け
{3}{R}{R}
クリーチャー ― 人間・戦士
2/2
二段攻撃、速攻
稲妻駆けが攻撃するたび、あなたは{E}{E}(エネルギー・カウンター2個)を得る。その後あなたは{E}{E}{E}{E}{E}{E}{E}{E}を支払ってもよい。そうしたなら、あなたがコントロールするクリーチャーをすべてアンタップし、このフェイズの後に追加の戦闘フェイズを加える。

Rating:3.0

実際、2回よりもっと多く稲妻駆けることができる。
十分なエネルギーを注ぎ込めば、4X(あるいはそれ以上)のダメージを叩きだせるんだ。
エネルギーを6個ため込んで召喚すれば、すぐさま複数回攻撃できるなんて、冗談みたいだね。
そうできなくとも、二段攻撃持ちの2/2速攻はなかなかのアタッカーだし、君が使いたいところにエネルギーを供給してくれる。
アグロデッキよりも、エネルギーデッキで使う方がより好みだね。
だけれどもし、両者を両立できたなら、双方のいいとこどりで、コイツを最も上手く扱えるな。


ピアの革命
{2}{R}
エンチャント
トークンでないアーティファクトが1つ戦場からあなたの墓地に置かれるたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーが「ピアの革命はそのプレイヤーに3点のダメージを与える」を選ばないかぎり、そのカードをあなたの手札に戻す。

Rating:1.0

あんまり魅かれないな。
デッキを選ぶだろうね、それは少なくともアグロなものなんだが、「トークンでない」って縛りがあるために活用するのはマジで難しい。
ただアーティファクトクリーチャーが入っただけのデッキじゃ、2体墓地に置かれてトントンで、実際活躍するには3体以上必要だ。
また、デッキをアグロに構築しなければいけないね。さもなきゃ、この誘発型能力が強みを失ってしまうからな。
とまあ、ほどほどの見返りのために、結構なお膳立てが必要なのさ。


正確な一撃
{R}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+0の修整を受けるとともに先制攻撃を得る。

Rating:1.5

手堅いバットリで、必要ならデッキに入ることだろう。
他に言うこともないんだが、高パワー生物と先制の組み合わせは明らかに強力だ、と付け加えておこう。


続きます。

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